駅弁を食べながら地鉄電車に揺られること1時間。
立山カルデラ砂防博物館に到着しました。
3.11 東日本大震災の日に行った勉強会
富山では、1858年に「飛越地震」と呼ばれる地震が発生、立山連峰では「鳶山崩れ」と呼ばれる崩れが発生し、鳶山が崩壊。
この時の土砂が立山カルデラに流れ込み、常願寺川に堰止め湖が出来ました。その後の余震などで二度決壊し、下流に甚大な被害をもたらしました。
立山カルデラには、流出すれば富山平野が約2m埋没してしまうと云われる程の大量の土砂が現在でも残っており、
土砂災害を防ぐ、自然との闘いは現在でも続いています。
立山カルデラ砂防博物館では、3D映像やお子さんにもわかりやすい物語仕立てで歴史の解説を聞くことができる施設が多数導入されています。
大人も、知っているようで知らなかったことが多く、参加者の皆さんは真剣に映像に見入っていました。
ヒトが大自然をコントロールすることはできません。しかし、砂防工事しかり、いざというときは、早い決断で避難勧告を出したり、自主的に避難したり……
様々な努力をすることで、災害を減らすことは可能です。
富山県に暮らす「ケンミン」の皆さんには、是非一度訪ねていただきたいと思った「立山カルデラ砂防博物館」見学会でした。
帰りには、周辺のお店でおいしいお蕎麦やおにぎりを頂いたり、お土産を購入したりと、皆さん大満足の1日となりました。
参加者の皆さんから東日本大震災の義援金を募り、集まった善意の義援金は、
後日寄付させていただきます。ありがとうございました。