とやまキラリ 富山市立図書館での「街をつくる」と題して富山応援隊活動パネル展を開催しています。
このパネル展を見た18歳の女性からのお便りを紹介させて頂きます。
彼女は、金沢大学に通う1年生。
春休みで、実家の富山市に帰って来ていたそうです。
「TOYAMAキラリで開催されている「富山応援隊 事業報告」を見学した感想です。
大学に入学して一年、他県からの学生と交流する機会が増え、自分の地元について互いに紹介することが多くなったように感じます。私はそんな時、いつも「富山県は食べ物が美味しくて、自然豊かな県だよ」という程度のことしか紹介できません。
それ以外にもっと富山県の魅力を知ってほしいと思っても、具体的に何が魅力であるかと言われると自分でもすぐには答えることができません。
今回、富山応援隊の活動理念や実際の活動を見て、自分自身が富山をよりよくしたいと思って何か行動することで富山の魅力を再発見できるのだということがわかり、私も富山の将来のために行動に移していこうと思いました。
まず、住みやすい富山を創るために、3RのうちReduceが最も大事だと知ったので、食料品店はもちろん衣料品店での買い物の際にもマイバックを持参して、プラスチックごみを減らそうと思います。
しかし、「働きやすい富山を創る」こと、「遊びやすい富山を創る」ことについては自分自身ができることは少なく感じます。そのため、団体や県全体で取り組まなくてはいけない課題だと考えます。特に「遊びやすい富山を創る」ためには、県全体で方針を統一した投資が必要だと考えられます。
近年、ガラス美術館や富山県立美術館がリニューアルするなど、富山県では「アート」で観光業を盛り上げる動きがあるように思います。外国でも荒廃した街に若い芸術家を招き芸術活動をさせることによって、街全体が観光資源になり、多くの若者や観光客が訪れ、景気が回復したという事例があります。アートは地域を活性化させるために重要な観光資源です。そのため、ガラスや銅器などの富山の伝統技術とアートを組み合わせる等して「遊びやすい富山を創る」ための投資を今後も拡大していくとよいのではないかと思います。
私は大学卒業後、富山に戻り富山で就職したいと考えています。それは偏に家族が近くにいるという安心な環境で生活したいと思うからです。しかし、住みやすい富山を創るためにごみを減らすことで清掃への無駄な投資が減ったり、多くの観光客がアートを楽しむ遊びやすい街になることで経済が潤ったりすることで、「働きやすい富山だから、富山に戻り富山で就職したい」と思えるようになるのではないかと思います。
今回、富山応援隊の活動を初めて知りましたが、富山を守るために真摯に活動されていらっしゃることを知り、私も大切なふるさと富山を守るためにできることから始めてみようと思いました。」
金沢大学1年 Sさん
/////
~Sさんに一言~
パネル展に目を止め、このような素晴らしい感想を持てることが、未来の富山に繋がると思います。
これが『シビックプライド』だと私は理解しています。
この想いを一人でも多くの若者にお伝えください。 私たちもあなたから頂いたお便りを励みにし、活動に取り組んで行きたいと思います。
まるごとTOYAMA
会長 小堀 友嗣