
【質問】
富山応援隊のみなさまへ
はじめまして。私は富山市内の中学2年生で、夏休みの自由研究で「海洋ごみ問題」について調べています。
ごみ拾い活動についていろいろ調べる中で、富山応援隊さんのことを知りました。ホームページなどを見てみると、海岸よりも街なかでのごみ拾いを多く行っていて、大きく取り組まれているように感じました。
なぜ海ではなく、街なかでの活動に力を入れているのか、その理由を知りたいです。また、海との関係があるなら教えてください。
お忙しいところすみませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
それから、8月24日に富山駅前で行われるごみ拾いに参加して、もっと勉強したいと思っています。
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【回答】

すばらしい視点ですね。海洋ごみ問題に関心を持ってくれて、うれしいです。
たしかに、富山県では海岸でのごみ拾い活動が多く行われています。
でも実は、海岸に打ち上げられたごみは、海洋ごみ全体の約5%しかありません。
そして、例えば岩瀬浜海岸の広さは、日本の海岸面積の約150万分の1。
つまり、海岸で拾えるごみの量はほんのわずかで、海に出てしまったごみを回収するのはとてもむずかしいんです。
一方で、海洋ごみの多くは、まちから川へ、そして海へと流れていくもの。
だからこそ、富山応援隊は「海に出る前に止める」ことを大切にして、街なかでのごみ拾い活動を続けています。
海を守るには、海岸だけでなく、まちの中での行動がとても重要なんです。
小さなごみでも、拾えばそれが海に流れるのを防げる。
それが、富山応援隊の考える“本質的なごみ拾い”です。
あなたのように疑問を持ち、調べてくれる人がいることが、この活動の力になります。
8月24日、富山駅前でお会いできるのを楽しみにしています!
ありがとう!これからも一緒に、海を守る行動を広げていきましょう。